ハイパーあかさん2

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我が家の赤ちゃんは生後9ヶ月です。

おもちゃだけでなく、日常生活用品も手当たりしだい何でも舐めます。

「ばい菌が着いているような変なものを舐めて、赤ちゃんが病気にでもなったらどうしよう?」

最初の頃は、私も神経質になって、除菌ティッシュで拭いてからおもちゃ等を与えていたんですが、今は諦めました。

ハイハイもするようになり、活動範囲が広くなった赤ちゃんには、もう除菌が追いつきません。

最近は舐めることにだいぶ寛容になってきました。

でもそれで良いのだと、むしろばい菌が怖くて何でも除菌する方が赤ちゃんにとってNGなのだということを最近知りました。

赤ちゃんが何でも舐めたがるのは、体に備わった本能です。

口にいれて免疫を作っているのだそうです。

 

本で読みました。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときは無菌で育っています。

つまり、免疫ゼロの状態です。

いわばゼロの個体が、いきなりこのバイ菌だらけの娑婆へうまれてくるわけですから、生き延びるためには短い期間に免疫を高めていかなくてはなりません。

具体的にはばい菌を口に入れて抗体を作らないといけないのです。

赤ちゃんがいろいろなものをなめたがるのもそのためで、体に備わった本能で免疫を作っています。そうすることで、無菌で育った赤ちゃんの腸内はあっという間に細菌だらけになりますが、すでに異物に対処できる免疫もついています。

腸内細菌と共に生きる —免疫力を高める腸の中の居候—」より一部引用

腸内細菌は生まれてから1年くらいで決まるということがわかってきて、あまり清潔にしすぎるのも良くないそうです。

神経質に除菌ばかりしていると、免疫がつかず、アトピーの原因にもなるという考えがあるそうです。

なにごともほどほどに、ということでしょうか。

予防接種みたいですね。

他にも本で気になったところを抜粋しときます。

1996年に大阪で0-157が流行した時、堺市が小学生全員の便を検査したのですが、どの子供の便の中にも0-157がたくさんいたにもかかわらず症状はまちまちで、1回も下痢をしない子供が30%もいました。一方、ちょっと下痢した子供が60%。重症になって入院した子供は全体の10%だけでした。

それで、どういう子供が入院しているかを調べたら、わかりやすく言うと、みんな山の手の一戸建てに住んでいたのです。しかも、お母さんがめちゃくちゃ神経質できれい好きでした。こうしたお母さんは、菌はすべてわるいものだと思って排除しようとする。その結果、免疫そのもんが弱くなって、0-157に対する抵抗力が弱まっていったと考えられるのです。一方、1回も下痢をしなかった子供は、下町に住んでいて泥んこ遊びばかりしていた、いわゆる汚い子供でした。腸内細菌を調べると、そうした子は腸内細菌がちゃんと共生していて、0-157を取り込んでも重症化していないのです。

子供を守ってあげたい母親の気持ちはみな同じです。

ただ、危険から引きはがすばかりではなく、子供自身が「自分を守り、戦う力」を育ててあげるのが母親の仕事のひとつかもしれませんね。。

腸内細菌と免疫のおはなし。良本です。

 

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