【3歳】【絵本】「14ひきのこもりうた」の感想|絵の美しさと発見を楽しむ本。作者やシリーズもまとめ

絵本 14ひきのこもりうた 3歳児の子育ての記録

3歳1か月娘のママです。

「あんまり、たいしたことない本かなぁ?」

一度読んだ後にそう思った絵本が、何度か読むうちに良さがわかってくる場合があります。

それが今回レビューする絵本「14ひきのこもりうた」です。

はじめは図書館で借りて読んだのですが、だんだんと好きになり購入することになりました。

絵本の内容と感想を書きました。

また、「14ひきシリーズ」と

作者の「いわむらかずお」さんについてもまとめました。

【絵本】「14ひきのこもりうた」の感想

14ひきのこもりうた (14ひきのシリーズ)

どんな絵本?

作:いわむら かずお/出版:童心社

あっちっち。はっくん だめだよ、よくかきまぜなくちゃ。

ゆげのにおい、けむりのにおい、ゆうがたのにおい。

お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お祖母ちゃん、そして10匹の兄弟ネズミの一家のお話。

ストーリー(あらすじ)は、14匹のねずみの一家の夕方から寝るまでの日常が描かれています。

夕ご飯、お風呂、家族団らん、寝る前のゆったりした光景、こもりうた…。

読み聞かせの感想

「緑色の映画」といえば、「マトリックス」を思い浮かぶ人ならわかると思うのですが、

この絵本「14ひきのこもりうた」は「優しい緑色」で全体の空気感が表現されています。

 

文章は少なく、正直、最初はカトコトちっくで「読みづらいな」と感じました。

ただ、絵をよく見ると「あぁ、なるほどな!!」という発見があるし、書かれた文章以上の発見が絵の中にあります。

家の中の描写(お風呂や寝床や建物全体)が、詳細に描かれていてとてもリアル。

設計がしっかりしているので「本当にこんなお家があるんじゃないだろうか」と思えてきます。

 

一家総出で、ご飯やお風呂のしたくをして、みんなで寝る。

自分にそんな経験がなくても「なんだか、懐かしいなぁ」と不思議に思えます。

わたしは一番お風呂の風景が好きです。

脱衣所でこれから服を脱ごうとしているねずみもいれば、

おじいちゃんの背中をすってあげてたり…。

にぎやかでほんわりとした雰囲気を楽しめる絵本です。

 

3歳の娘といっしょに読みますが、

「このネズミさん何しているのかな?」

指さしながら、絵の中の発見を楽しんでいます。

 

子守歌もでてくるし、ゆったりしたい時や寝る前に読む本としていいと思います。

 

他の方のレビューも見てみましたが、皆さん高評価のようでした。

受賞歴もあります(95年 第5回けんぶち絵本の里びばからす賞/SLA(全国学校図書館協議会選定図書)選定/JLA(選定日本図書館協会))

こもりうたの楽譜

本の中に登場するこもりうたには、曲もあてられており、本の裏表紙に楽譜も掲載されています。

作詞は、絵本の作者の「いわむらかずお」さん

作曲は「てらしまなおひこ」さんです。(おそらく、ざわわの「さとうきび畑」を作曲した寺島尚彦さんだと思います。)

私は楽譜を見てもよくわからないので、Youtube上で検索したら演奏がありました。

すごーくゆったりした曲で、聴いていると、とろーんと眠たくなります。

「14ひきのシリーズ」他に何があるの?

同じねずみ一家が登場する「14ひきのシリーズ」として他にも絵本が出版されています。

シリーズとしては全12冊です。世界中で1000万部を超えるベストセラーだそうです。

「四季折々の自然」や「大家族の暮らし」が楽しめる絵本です。

春夏秋冬、季節にあった本を選んで、わたしも娘と一緒に少しずつ読んでみたいと思っています。

あらすじを読んでみたのですが、秋には「やまいも」のが読みたいです。おいしいものがたくさん登場しそう!!

  1. 14ひきのひっこし
  2. 14ひきのあさごはん
  3. 14ひきのやまいも
  4. 14ひきのさむいふゆ
  5. 14ひきのぴくにっく
  6. 14ひきのおつきみ
  7. 14ひきのせんたく
  8. 14ひきのあきまつり
  9. 14ひきのこもりうた
  10. 14ひきのかぼちゃ
  11. 14ひきのとんぼいけ
  12. 14ひきのもちつき

 

シリーズ全巻セットや英語版、ポケット絵本なども出版されています。

 

 

14ひきのシリーズホームページ

 

 

作者の「いわむらかずお」さんってどんな人?

いわむらかずお(Iwamura Kazuo)さんは「絵本作家」です。

1939年東京生まれ。(もうすぐ80歳!!)

東京芸術大学工芸科卒業。

1975年東京を離れ、栃木県益子町の雑木林の中に移り住む。

「14ひきのシリーズ」(童心社)や「こりすのシリーズ」(至光社)は国内だけでなく、フランス、ドイツ、台湾などでもロングセラーとなり、世界の子どもたちに親しまれています。

<数々の受賞歴>

1998 年4月栃木県馬頭町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館。絵本・自然・子どもをテーマに活動を始めた。

美術館では、いわむらさん本人による絵本の朗読やサイン会などもされているそうです。

行ってみたい!!ですね!!


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