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子育てストレス&生理前のイライラで・・・
些細なことで喧嘩
1歳児の子育て中のママです。
うちの夫婦は、普段はふざけあったりして仲の良い方だと思うのですが、
産後、一度だけ夫にブチ切れてしまったことがあります。
それは、我が家の「洗濯物事件」です。
ある日、洗濯物を洗ったまま、干すのを忘れていたことがあります。
その日は赤ちゃんのぐずりがひどく家事も思うように進みませんでした。
夜に干し忘れに気がついたものの、面倒くさくて洗濯機の中にいれたままにしていました。
「明日洗い直して干せばいいや。。」
それが風呂上がりの夫に気づかれてしまいました。
「はぁ?何で洗濯物干してないと?このままやったらシワだらけになるし、カビ生えるやん!」
いきなりキレ口調で責められました。
(は?洗い直せばいいだけの話やん?何をキレとるんだ?こいつは?)
言い返すのも面倒だったので無視してました。
「何でなん?」
さらに言ってくる夫。
「うるさい!!!!!」
この頃、何故だかイライラしていた私は怒りが爆発して夫に怒鳴ってしまいました(笑)
普段は温厚なわたしが急に荒げた声を出したので、夫はびっくりして唖然としていました。
今このことを振り返ってみると、子育てのストレスも溜まってあったんだろうなぁと思います。「夫に期待しないようにしよう、頼らず自分でやろう」と変に無理をしていた時期でストレスを無意識に溜め込んでいたんだと思います。
でもここまでキレたのは滅多にないです。
最近、「女性ホルモン」について興味が湧いて本を読んで色々知ることが増えたのですが、生理前のイライラについても知りました。
生理中はお腹が痛くて体調が悪くなるという自覚はありましたが、「生理前も身体に影響がでていたんだなぁ」と気が付きました。
この「洗濯物事件」の時、「私は生理前でいつもよりキレやすかったのかも?」と思い返しました。
最近は体調を気遣うようになってわりと穏やかに過ごせています。
自分の体のことを知ることでストレス回避になる部分もあると思うので、PMSについて勉強したことを以下の通り記しておこうと思います。
参考文献:女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本、わたしのカラダは、私が守る 女性ホルモンの教科書、女子漢方
生理前のイライラとPMS
子育て中のイライラについては色々な原因が考えられますが、そのひとつとして「PMS」があります。
産後、生理が再開して卒乳もすれば女性ホルモンの周期も以前と同じようなサイクルになります。
いつもはそんなにイライラしないのにある一定の時期だけものすごくきれやすかったり、イライラしがちというひとはちょっと読んでみてください。
PMSとは?
PMSは月経前症候群といいます。
生理の約1週間前ぐらいから不快な精神的・身体的な症状が続いて生理開始とともに症状が無くなる場合、PMSであると考えられます。
不快な精神的症状の例
- イライラ
- 落ち込み
- 情緒不安定
不快な身体的症状の例
- 眠気
- 過食
- 頭痛
- むくみ
- 乳房の張り
- 便秘
これらの不快症状を総称してPMS(月経前症候群)といいます。
人によって、またその日によっても症状は様々です。
PMSの原因とは?
PMSの原因は、2つの女性ホルモンの増減の影響だといわれています。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つがあります。
月経がおわったタイミングや排卵の時期にはこの2つのホルモンの分泌量が波のように変化しています。
月経がおわってから1週間ほどすると排卵が起こります。排卵後、卵子を包んでいた卵胞は黄体というものに変化し、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンを多く分泌し始めます。PMSが起こる詳しいメカニズムはまだわかっていませんが、このプロゲステロンの増加が関係していると考えられています。
プロゲステロンには水分をためこむ働きがあるため、むくみや乳房の張り、便秘などの症状がでやすくなるのです。
一方、月経がはじまるとプロゲステロンの量が一気に減るため、PMSの症状は一気になくなります。
また、排卵後はエストロゲンの分泌量が減るため、セロトニンなど脳内で働く神経伝達物質の働きが低下し、感情のコントロールが難しくなったり、うつやマイナス思考になったりしやすいともいわれています。
PMSの予防と軽減
自分の女性ホルモンのサイクルを知ることが大切です。
「生理が始まる1週間ぐらい前は自分はイライラしやすいから気をつけておこう」
という自覚があるだけでもだいぶ違うと思います。
自分のPMSのパターンを知るには「症状日記」をつけるのがおすすめです。2カ月ほど以下のことをメモするだけです。
・どんな症状か
・いつから表れたか
・どのぐらい辛いか
・いつまで続いたか
手帳に「生理日」や上記のことをメモしておけば自身の体調の傾向が分析できるようになってくると思います。
それと共にPMS症状の予防や軽減には色々な方法があります。
(以下、妊娠中や授乳中には避けた方が良いものがありますので、対象の方はご注意ください。)
PMSと食事
甘いものの食べすぎはNG
「生理前はなんだか甘いものばかり食べてしまっている。。」
そんな方は注意してください。生理前の甘いもののとりすぎは禁物です。
甘いものをたくさんとると血糖値が急激にあがり、その後急降下することになります。このとき、イライラして精神的に不安定になったり、食欲が増してしまうことがあるためPMSの症状が悪化しやすいのです。
甘いものや感触は控えめにして食事をきちんととるようにしましょう。
大豆製品を積極的にとろう
日頃から積極的にとりたいのは大豆製品です。納豆、豆乳、きな粉など大豆イソフラボンを含む食品がおすすめです。
大豆イソフラボンの摂取で、頭痛や乳房の張りなどのPMS症状が改善したとの報告もあります。
大豆イソフラボンには女性ホルモンと似た作用があり、女性ホルモンの変動を和らげる働きが期待できます。
魚を食べよう
マグロやカツオに含まれるビタミンB6は精神安定作用がありますので、不足しないよう心がけたいです。
婦人科の受診
イライラなどの症状が高じて日常生活に支障をきたすようなときは我慢せずに、早めに婦人科を受診して相談してみましょう。
低用量のピルなどを用いたホルモン治療や漢方療法が一般的です。
PMS市販薬
PMSの市販薬に「プレフェミン」というお薬があります。
ゼリヤ新薬「プレフェミン」は日本ではじめて承認された、PMS(月経前症候群)のための薬です。
チェストベリーという西洋ハーブのエキスを含有した錠剤です。
医薬品なのでPMSの薬として効能効果が認められているものです。
「プレフェミン」は、薬剤師のいる薬局で購入することができます。近所の薬局(ドラッグストアモリ)に「売っているかなぁ?」と思って店内を見たのですが陳列棚にはありませんでした。店員さんに聞いたところ、レジの後ろにありました。その店では1500円くらいで販売されていました。購入する場合は薬剤師のいる時間に来店してください、との事でした。
要指導医薬品なのでネット通販では購入できません。
健康食品
「サトウチェストツリー」というPMS向けの健康食品があります。
チェストベリーという西洋ハーブにビタミンB、カルシウムが配合された健康食品です。
楽天やamazonnでも販売されているので購入しやすいです。
価格は140粒(一日4粒目安なのでだいたい1か月分)で2000円前後です。
更年期やPMSで悩んでいる30代~40代女性に愛用されているようで、口コミやレビューを見たところ「効果があるのでおすすめ」と言っている人が多いです。
▼Amazonに載っていた育児ママの口コミ
出産してから、生理前になると不安定になりやすくなり、イライラしがちで涙もろく生理が近づいて来る度に辛く感じていました。いつもの自分で居られない事に悩み、試しにこちらを購入させていただきました。
飲みはじめて半月程ですが、
イライラ、体のだるさが
嘘のように減りました((T_T))
息子ともいつも通り笑顔で接する事ができて
本当に感謝です(>_<)
子育てが一段落するまでは飲み続けます(*^^*)
(注意:妊婦又は妊娠していると思われる方はサトウチェストツリーのご利用をお控えください。)
サプリメント
「ルナベリー」というサプリメントが通販で販売されています。30粒(約1か月分)入っていて通常価格が4400円ぐらいします。
「絶望的にPMS症状に困っている!」
「PMSの治療はしたいけれど婦人科にはかかりたくない、治療薬の副作用が心配だからサプリメントでどうにかしたい」
そういった女性に支持されているようです。
「ルナベリー」にも西洋ハーブのチェストベリーの成分が入っています。
※「ルナベリー」には女性ホルモンのバランスを整える成分が含まれていますので、妊娠中・授乳中はお控えください。
ツボ押し
PMSに聞くといわれているツボがあります。「陰交(いんこう)」と呼ばれる場所です。
おへそから指一本分下あたりのところです。
あおむけになって両膝をたて、おなかの力を抜いて、両手の中指をツボにあて、気持ちいいと感じるところまでソフトに押します。
※食事の前後30分以内のツボ押しはNGですのでご注意ください。またツボを押して気分が悪いと感じるとき、飲酒直後、病気があるとき、骨折などの傷がある部位へのツボ押しもNGですのでご注意ください。
ハーブティー
チェストベリー配合のハーブティーが人気です。
・「HARE-BARE」というチェストベリーを含む8種類のハーブをブレンドしたハーブティーが良さげです。amazonや楽天で購入できます。口コミを見ましたが効果を実感できている人が多いようです。「長年PMSがひどかったがこれで改善した」といった声がありました。15包(一日1~2パック目安)入って1200円ぐらいです。
※妊娠中の方は飲用をお控えください。キクアレルギーの方は飲用をお控えください。
ヨガ
PMSを解消するとされているヨガのポーズがあります。
・会せき前屈
股関節を広げて前屈します。仙骨がある骨盤のなかの血液や気の流れが潤滑になるヨガのポーズです。
・開脚
両足を無理のない幅いっぱいに広げ、カカトを押し出すようにします。
手を前に出しながらゆっくりと前に引っ張るようにして体を倒します。
漢方
漢方もPMSの強い味方です。
わたしは結婚してから2年間の不妊時期があり、妊活のため漢方にお世話になったことがあります。
自分の症状にあった処方をしてくれるのでPMSや不妊に限らず効果がでやすいと思います。漢方はちょっとお高いですが、真剣に悩んでいるひとは相談だけしてみても良いのではないでしょうか。女性特有の悩みにはやっぱり女性の漢方薬剤師さんが相談しやすいです。
PMSの症状でよく用いられるのは以下の漢方です。
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラや不安、月経困難(※)。更年期にもよく使われる女性のための代表処方
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力があまりなく、むくみや月経困難がある人。
・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
比較的な体力があって精神不安や月経困難がある人。
・抑肝散(よくかんさん)
イライラ、カリカリして精神が高ぶる人
・甘麦大そう湯(かんばくたいそうとう)
激しい怒りが急にこみあげてくるときにその場で飲むと気持ちが落ち着く。
※月経困難症とは?
月経がはじまる前、あるいは月経時に伴う月経痛で薬を飲んだり、日常生活に支障をきたすほどの痛みがあるものを月経困難症といいます。
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