ロタウイルスワクチン(ロタリックス)と腸重積のリスクについての簡易まとめ

●生後3ヶ月の記録

「ロタウイルスワクチン」の予防接種時にもらった書類の情報を以下にまとめておく!

安易な素人判断はせず、少しでも症状がある場合・心配な場合は、すぐに病院に相談すること!!

——————-「ロタリックス内用液リーフレット」より一部抜粋——–

ロタリックス内用液接種後は下記の症状に注意しましょう。

  • □泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  • □おう吐を繰り返す
  • □ぐったりして顔色が悪くなる
  • □血便がでる

接種後(特に1週間)に上記の症状が一つでもみられた場合は、 腸重積症が疑われるため、速やかに受診してください。

●腸重積症とは?

腸の一部が腸のほかの部分に入り込んでしまう、緊急性の高い病気です。

ワクチン接種の有無にかかわらず、0歳のお子さんがかかることが多い病気です。

腸重積症になると、腸が詰まって血液の流れが悪くなることで、 腸の組織が死んでしまう(壊死する)ことがあります。

腸重積症になった場合、通常は肛門から腸内に液(造影剤や水など) や空気を入れてもとに戻しますが、発症から時間が経つほど (12時間以上など)、腸の壊死のために外科手術になる割合が増えるといわれています。

・国内外でのロタウイルスワクチン発売後の調査から、接種後に 腸重積症のリスクが少し増加する可能性があるとされています。 接種回にかかわらず接種後(特に1週間)は腸重積の症状にご注意ください。

——————「ロタリックス内用液接種予診票」より一部抜粋—

①ロタウイルス胃腸炎について

・ロタウイルス胃腸炎の多くは突然のおう吐に続き、白っぽい水のような下痢を起こします。
発熱を伴うこともあり、回復には1週間ほどかかります。

また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても回復しますが、時に脱水、腎不全、脳炎、
脳症などを合併することもあり、症状が重く脱水が強い場合には入院が必要となることもある。

・日本でのロタウイルス胃腸炎の発症は冬~春に多く、主に生後3ヶ月~24ヶ月の乳幼児に 起こりますが、ピークは生後7~15ヶ月です。生後3ヶ月までは母親からもらった免疫 によって感染しても症状が出ないか、症状があっても軽く済みますが、
生後3ヶ月以降に初めて感染すると重症化しやすくなります。

⑧接種後の注意

・腸重積と思われる症状(ぐったりする、泣きと不機嫌を繰り返す、顔色が悪い、 繰り返す起こるおう吐、イチゴジャムのような血便、お腹のはりなど)がみられた場合は、 家庭で様子をみて症状を長引かせないよう、速やかに医師の診察を受けるようにしてください。

なお、海外の発売後の調査では、本剤の初回接種から31日間は腸重積のリスクが増加する 可能性があるとされており、ほとんどの腸重積の発症例は、初回接種から7日間に報告されています。

そのため、特にこれらの期間は健康状態の観察を十分に行ってください。

以上!!

 

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